ウール原料における環境配慮繊維製品の国際認証であるRWSを取得

当社繊維事業本部はResponsible Wool Standard(以下RWS)認証を取得し、トレーサビリティの確保を進めています。
RWSとは、ウール原料における環境配慮繊維製品の国際認証です。
1.動物の人道的な扱い、2.健全な土地保全、3.サプライチェーンのトレーサビリティの追跡を主な目的とし、NPO団体であるTextile Exchangeが定めたCCS基準に則り、認証審査を請け負う第三者機関によって、農場からその後の加工工程の工場、商社が審査を受け、認証を取得しています。
製品が日本に届くまでに関わるすべての工程で、健康面・環境面において、生産者・消費者に信頼できるRWS商品であることを証明し、厳しい基準をクリアした証となります。

RWSはサプライチェーン全体で認証を取得する必要性があり、当社単独で謳うことはできません。
サプライチェーンを確保することで、動物虐待などを行っていない、きちんと管理された健全な仕入れ先を確保することができ、信用できる仕入れ先からの原料のみRWS認証を使用することができます。
サステナブル商材において、トレーサビリティある国際認証を取得することが欧米市場では必要不可欠となっており、日本でもこの傾向が広まる可能性が高いと考えています。
繊維事業本部では、扱うサステナブル商材やスキームを「COCOROSUS(ココロサス)」と総称し、原料から生地、製品、リサイクルに至るまで、それぞれにフォーカスした製品を打ち出しています。
今後もサステナビリティ、ファッション性、トレーサビリティの3つの観点から、新たなライフスタイルや価値観を提案していきます。