分散型太陽光発電への取り組み
当社産機・インフラ事業本部が運営に携わり30年以上の歴史を誇るタイのロジャナ工業団地では、天然ガスや太陽光による発電を通して、環境に優しいクリーンエネルギーの安定供給をかねてから行い、国内においてもメガソーラー事業の運営を手掛けて参りました。
2020年4月末、ロジャナ工業団地で太陽光発電事業を展開する当社関連会社Rojana Energy Co., Ltd.(当社出資比率:30%)、及び日本国内で電力小売事業や太陽光発電事業を行う株式会社Looopの3社合弁で、分散型太陽光発電事業を展開するRLN Energy Co., Ltd(以下「RLN」)を新たにタイにて設立しました。RLNは、顧客企業に対して、太陽光発電に必要な機器・システムの据え付け、その後のアフターメンテナンスまでのサービス一貫を全て無償で担い、市中より安価な電気を販売するサービスを手掛けています。
加えて、メキシコのリンテル工業地においても、分散型太陽光発電事業の展開を進めるため、事業可能性調査を進行中です。
昨今のESG投資やSDGs(持続可能な開発目標)など、環境意識の世界的な高まりを受け、こうしたクリーンエネルギーへのニーズが今後さらに増えることに加え、より低価格な電力供給を通した工業団地内のインフラサービスの向上を実現するため、当社ではタイ・メキシコにおいて新しい分散型太陽光発電事業の構築を目指しています。