環境配慮型建築・土木製品「NSエコパイル」鋳鋼製先端羽根の販売

当社鉄鋼事業本部は、中国・大連のメーカーから「NSエコパイル」の先端に取り付ける鋳鋼羽根を輸入しています。
日本の主要都市のほとんどは河川下流の沖積層で、軟弱地盤であることが多く、高層建築や高速道路などを建設する際には、強固な地盤に到達する杭によって構造物を支持する必要がありますが、従来の杭施工法においては、泥水・残土などの産業廃棄物や、騒音・振動などが環境的、社会的に大きな問題となりつつあります。この「NSエコパイル」の杭工法は、先端に螺旋状の羽根を溶接した鋼管杭を用い、杭を回転させることで地盤を掘削し施工するため、それらの環境問題を解決すると共に、高支持力、高耐震性、低コスト、短工期を実現できます。
最近では北海道新幹線の遮音壁用の基礎杭として採用され、また竹芝ウォーターフロント開発工事、熊本地震の復旧工事、竹原火力発電所など、多くの採用実績があります。

NSエコパイル
NSエコパイルの先端
大連工場での先端羽根の検査風景
  • *「NSエコパイル」は日鉄建材㈱と日本製鉄㈱の登録商標です。

NSエコパイルはECOlogy(環境性)・ECOnomy(経済性)の両立できる商品です。

<環境メリット>

セメントを使用しないため、セメントによる水質汚染がない
回転杭なので打撃による振動がない
残土(汚染土壌)等がでない
周辺環境への騒音・振動への心配がない
杭を逆回転させることで容易に撤去できる
工事車両の台数は他工法に比べ少なくて済む