発芽大豆由来の植物肉生産スタートアップ企業DAIZ株式会社に出資
当社食糧事業本部は、「サプライチェーンの安定確保」「流通におけるロスのミニマム化」「食の安心・安全」に取り組んでいます。これらは、SDGsの目標「2 飢餓をゼロに」「12 つくる責任、つかう責任」に貢献する取り組みです。今後懸念されるタンパク質の供給不足などに対応すべく、2020年4月にプロジェクトチームを新設。「従来の動物性タンパク質」に加えて、「大豆由来のタンパク質」を新たな選択肢とするため、11月にDAIZ社に出資し、本格的に植物肉(PBM: Plant Based Meat)事業に参入しました。
出資したDAIZ社は、特許技術「落合式ハイプレッシャー法」による発芽大豆を由来とする次世代型植物肉(商品名:ミラクルミート)の開発・製造・販売企業です。「ミラクルミート」は、大豆搾取後の残渣物である脱脂加工大豆を主原料としていたこれまでの植物肉とは異なる製法により、植物由来でありながら以下の特徴を有しています。
- ①主原料に丸大豆を使用
- ②オレイン酸リッチ大豆を使用することで、大豆特有の臭みを無くし、 風味を大きく改善
- ③丸大豆を特許技術である「落合式ハイプレッシャー法」により発芽することで旨味や栄養価を増大させ、独自製法により食感を再現
食糧事業本部では、畜肉の販売等で培った幅広いネットワークを活用し、ミラクルミートの販売、およびミラクルミートを用いた加工食品の販売を通じて、「飢餓」をはじめとする「SDGs(持続的開発目標)」への取り組みに貢献してまいります。