この道では誰にも負けない商社

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胡(コ)さん

ステンレス・チタン・特殊鋼営業部<20014年入社>

INTERVIEW

日本と上海の文化を取り入れて、日鉄物産で自分だけの強みを活かす!

INTERVIEW

01

両親の影響もあり「鉄を扱う仕事」を志望

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日鉄物産を知ったきっかけを教えてください。

実は、私の両親が鉄鋼関係の仕事をしていたこともあり、鉄鋼業は私にとってとても身近な存在でした。3歳の頃には、両親に抱きかかえられて工場見学に行ったこともあり、幼い頃から両親の仕事についてよく話を耳にしていたことを覚えています。
また、日本製鉄の前身である新日本製鐵は私の母国の中国でも有名で、その中核商社である日鐵商事の存在についても、大学に進学する前から知っていました。

就職活動をする中で、日鉄物産にエントリーした理由を教えてください。

実際に、日本の大学院進学後に就職活動を開始した際には、『鉄を扱う仕事がしたい』という想いが強くありました。鉄鋼メーカーや商社を中心にエントリーし、就職活動を進めました。就職サイトで、志望業種の企業名が並ぶ中、以前から知っていた日鐵商事(現・日鉄物産)の名前を見つけ、迷わずエントリーしました。

02

入社後のキャリアプランを考え、入社を決意。選考過程での不思議な縁も後押しに

最終的に日鉄物産に入社を決めた理由を教えてください。

最終的には鉄鋼メーカーと商社から内定をいただき、自分にとってどちらがより良い選択か、鉄鋼メーカーと商社を比較して考えました。就職活動を進める中で、「鉄を扱う仕事に就きたい」という想いに加え、「できるだけ早く大きな商談に挑戦したい」「海外を含む幅広い仕事に取り組みたい」という希望も強くなっていきました。商社であれば、より早い段階で大きな商談や海外での仕事に携われるのではないかという点に大きな魅力を感じ、日鉄物産であれば自分の理想の働き方が実現できると確信し、入社を決意しました。

採用試験中に印象に残っているエピソードはありますか。

個人的なエピソードですが、就職面接の際の面接官の方が、私の両親が勤めていた鉄鋼メーカーに以前在籍されていたことや、当時上海で働かれていた経験があることが分かり、その話題で大いに盛り上がりました。不思議なご縁を感じたことを、今でも覚えています。
また、当時は外国籍の採用が私一人だったこともあり、「外国籍である私にしかできないことを、是非思う存分活かして仕事をしてほしい」としっかりと励ましていただいたことが、入社を決断する大きな後押しとなりました。

03

現在は日本のステンレス・チタンを海外に輸出するために日々奔走!

現在の仕事内容について教えてください。

現在はステンレス・チタン・特殊鋼営業部に所属しており、輸出業務を担当しています。主な業務内容は、日本で生産されたステンレス・チタンなどの製品を、米国や中国、インドなどの海外へ輸出することです。ステンレス製品は、身近なものでは、鍋・ナイフやフォークなどのカトラリーや包丁などに使用されています。一方、チタンはステンレスに比べて高価ではありますが、タンブラーや高価格帯のパソコンなど、私たちの身の回りの様々な製品に使用されています。

04

入社後は国内営業を経て輸出業で強みを発揮。地元上海での駐在も経験

入社してから、これまでのキャリアについて教えてください。

入社初年度は、棒線営業部で国内営業を担当しました。日本語やビジネスマナーの未熟さから苦労したこともありましたが、その分、日本企業の常識や仕事の進め方をしっかり学ぶことができた貴重な時間だったと感じています。
その後、鉄鋼貿易物流部で4か月間の研修を経て棒線営業部に戻り、海外向け輸出業務を担当しました。輸出業務では、自身の強みを活かせる場面が多くやりがいと会社への貢献を実感できました。2017年の社内組織再編の際に、ステンレス・チタン営業部に異動し、2021年から2023年は地元上海での駐在も経験しました。

05

駐在員として過ごした上海では現地スタッフとチームワークを発揮

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地元である上海に駐在されたときは、どのような仕事を担当していたのですか。

駐在時は、日本のステンレス・チタン製品を中国で拡販する業務や、中国からアジア各国への輸出も担当していました。当時は地元の上海での駐在ということもあり、生活はしやすくなりました。業務を進める中で、私一人の力や時間には限界があることを痛感し、現地スタッフはもちろん、他の駐在員と協力して様々なことに挑戦できたことは、今でも嬉しく誇りに思っています。

06

言語の先にある「文化」に苦労した経験

仕事をする上で、コミュニケーションなど苦労したことはありましたか?

言葉の問題以上に、文化の理解や配慮には苦労しました。例えば、日本では野球が国民的なスポーツで、会話でもよく話題に上がると思いますが、正直、日本に来るまで私は野球のルールを知りませんでした。そのため、話題についていけず、関係づくりに悩んだこともありました。取引先の方々との会話でも、話が合わず苦労した記憶があります。そのため、現在も日本独自のカルチャーを積極的に学び続けています。

07

程よく空気を読まない大胆さと、相手の文化を理解・尊重できる考え方を自分の武器に!

外国籍社員だからこそ「これは自分の強みだな!」と感じたことはありますか。

そうですね、周囲の方に教えてもらった強みや自分で意識している強みは3つあります。
1つ目は、「程よく空気を読まずに発言できること」です。難しい会議の場でも、私が率直に意見を述べることで沈黙が破られ、議論が進むきっかけになることが多く、同僚やお客様からもその点を評価していただいたことがあります。
2つ目は、「異文化に対して相手の立場に立って考えられること」です。外国籍社員として、異なる文化に理解と共感を持ちながら、背景を尊重し、前向きに受け入れる姿勢を心がけています。海外企業とのやりとりでも、その柔軟な考え方が仕事に繋がっていると思います。
最後に、「アタックとディフェンスのバランスを取れること」も強みだと思います。海外で培った大胆な判断力と、日本企業で学んだ丁寧さの両面を活かし、チャンスを逃さずリスクヘッジも意識して仕事に取り組んでいます。

08

スピード・進め方に国ごとの文化の違いがあるからこそ、我々商社パーソンがいる

日本と中国で働き方の違いを感じることがあれば教えてください。

日本企業と中国をはじめとする海外企業を比較すると、意思決定のスピードが大きく異なると感じます。日本企業は丁寧で慎重に検討を重ね、複数回の会議やリスク検証を経て決裁するため、プロセスが長くなる場合があります。一方、海外企業はミスを恐れず、スピード感を持って即断即決で対応するアグレッシブな文化が根付いています。
それぞれに良い面があり、良し悪しの問題ではありませんが、意思決定の違いは非常に大きいと感じています。

そのような違いで、苦労したことなどがあれば教えてください。

このような国ごとの文化の違いは、仕事の場面でもさまざまな形で現れます。例えば、海外のお客様の要望に日本のメーカーが応えきれない場合がありますが、その背景には文化や考え方の違いがあることも少なくありません。そうした時こそ、間に立つ商社の役割が大きくなります。私一人だけではなく、上司や同僚と相談してチームで最適解を見つけ、両者が納得できる形にまとめることが、商社の価値であり、この仕事の醍醐味だと感じています。

09

大切なことは「自分らしさを発揮できる会社か」

MESSAGE

就活生へのメッセージ

私自身も就職活動の時にいただいた言葉ですが、「後悔しない就活」をぜひ送ってほしいと思います。
企業の規模や知名度ばかりに目がいきがちですが、本当に大切なのは、自分らしさを発揮できる環境で、強みを活かして働けるかどうかだと思います。
自分らしく輝く皆さんと、一緒に働ける日を楽しみにしています。

● OTHER MEMBERS

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