この道では誰にも負けない商社

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舒(シュウ)さん

経営企画部<2006年入社>

INTERVIEW

経営企画部で活躍するグローバル女性管理職のキャリアと仕事の魅力

INTERVIEW

01

国際的な仕事への興味から商社を志望。会社規模・事業の幅に着目してエントリーしました

就職活動をする中で日鉄物産を知ったきっかけを教えてください。

父が輸出関連の会社で働いていた影響もあり、国際的な仕事に興味がありました。就職活動では、商社ならグローバルに働けると考え、総合商社から専門商社まで幅広くエントリーしました。その中で日鉄物産の前身である住金物産(以下、日鉄物産)を知り、規模の適度さと事業の幅広さに魅力を感じて、特に関心を持つようになりました。

02

最終的な決め手は面接で感じた「人のあたたかさ」

最終的に日鉄物産に入社を決めた理由を教えてください。

最終的な決め手は「人」でした。実は、日鉄物産ともう1社から内定をいただきましたが、2社の面接は全く対照的でした。もう一方は圧迫面接で強いプレッシャーを感じ、面接後に涙が出てしまったほどです(笑)。一方、日鉄物産の面接は終始温かく、社風の良さを感じられたため、この会社を選びました。

面接や選考過程で印象に残っているエピソードや、入社の決め手となった出来事があれば教えてください。

2回目の面接で面接開始時刻ギリギリに到着し、採用担当の方から「まず落ち着いてから入りましょう」と声をかけてもらったことが印象に残っています。面接でもオープンな雰囲気で、ありのままの自分で話せたことが嬉しかったです。また、日鉄物産には大学の先輩も多く、就活中や内定後も様々な話を聞けたことが入社の決め手になりました。

03

経営企画は「方向性を整理して、事業と伴走する仕事」

現在の仕事内容について教えてください。

現在、経営企画部にて繊維事業管理課長を務めております。主な業務として、当社が50%出資している繊維関連会社の業績トレースや、各種報告・協議事項の連携業務を担当しております。
具体的には、繊維関連会社と日鉄物産の間で業績報告や分析を月ベースで行っています。また、同関係会社の他株主も交えて、3か月に一度、経営状況の確認や計画の進捗について協議しています。報告事項や協議事項については、社内の決裁基準に則り、都度社内手続きを行います。

経営企画部の役割や、各事業本部との関わりについて教えてください。

イメージしづらいですよね!(笑)そのお気持ち、よく分かります。
日鉄物産の経営企画の役割は「経営層のサポートとして必要な情報を整理すること」です。鉄鋼や繊維など各事業本部は、それぞれの商材で利益の最大化を目指しています。一方、経営企画は、経営層が会社全体の経営状況を的確に把握できるよう、必要な情報の整理・提供を行い、経営層が決定した事項が適切に推進されるようサポートしています。
各事業本部にも企画部門があり、現場からの要望を取りまとめて経営層に伝えたり、経営層が決定した会社の経営方針を各事業本部に伝達したりしています。経営企画部は、こうした情報の流れを整理し、進むべき方向性を明確に打ち出す役割を担っています。そして、決定された方向性に基づき、各事業本部が目標達成に向けて実務を進めていくイメージです。

04

「商流に乗る」のではなく「商流を作る」。投資やM&Aも担当

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営業職をはじめとする事業本部と、経営企画部の役割や業務内容の違いについて教えてください。

まず、営業職などの「事業本部」の仕事は、商流に乗ってモノの売り買いをし、利益を生み出すことです。仕入れ先からモノを買い、我々商社が需要のある方々に売る。この一連の流れを「商流」と呼び、日鉄物産は鉄、産機、食糧、繊維事業など各分野で商流を構築しています。
一方、経営企画の仕事は「商流」の作成や「売る権利=商権」の獲得をサポートすることです。具体的には、会社の新設やM&A(企業買収)を考える際に、最適な投資手法を選択し、経済合理性の分析を行い、経営層が必要な判断材料の用意をします。経営層と事業本部の双方に適切な情報を提供し、経営層の意思決定のサポートと決定後の実施状況のトレースを致します。

05

M&Aも内容・難易度は多種多様

M&A案件の規模や国内外の違いによって、難易度や進め方はどのように変わりますか?

数百万円単位の株式取引と億単位の取引では、当然ながら金額が大きいほど案件の難易度も上がります。また、日鉄物産が100%出資する場合は自社のみで意思決定が可能ですが、出資者が複数いると各社との調整が必要です。さらに、国内案件は言語や法令が共通ですが、海外案件になると言語や法律の違いにも対応しなければなりません。弁護士や会計士など専門家との打ち合わせも発生するため、案件によって求められる対応や難易度は案件ごとに異なりますね。

06

鉄鋼事業本部でキャリアを歩むと思っていたが、現在は経営企画のプロフェッショナルに

入社当時の配属やキャリアの経緯について教えてください。

入社してから現在まで企画管理本部に所属していますが、実は入社時は鉄鋼事業本部として採用されました。当初は「鉄鋼事業本部の女性総合職として採用し、企画系の仕事を任したいから、まず企画管理本部で2年間研修して下さい」と言われ、入社しましたが、そのまま企画管理本部に残り、現在に至ります(笑)。

07

多様な経験を重ねて築いたキャリア

特に印象に残っている案件や、そこで得た経験について教えてください。

繊維事業で中国の縫製工場を撤退する案件が印象的でした。工場閉鎖に伴い、従業員の労務整理や固定資産の売却、最後の登記抹消まで一連の手続きを経験しました。その後は、国内外を問わず様々な案件を担当しています。

やはり、プロジェクトを進める中でうまくいかないことも多いのでしょうか?

そうですね。すべてが良い方向に進めば理想ですが、国際情勢や市場環境は常に変化し、会社のリソースにも限りがあります。したがって、必ずしもポジティブな案件ばかりではなく、ネガティブな案件に対応することもあります。

08

育児休業・出向も経験。出向先で身に着けたミクロとマクロの2つの視点

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これまでのキャリアの中で転機となった出来事について教えてください。

経営企画の仕事に慣れてきたタイミングで、プライベートでは結婚・出産を経験し、1年間育休を取得しました。復職時には、住金物産と日鐵商事が統合して現在の日鉄物産となり、私は統合の関連業務を担当しました。2022年からは繊維の関連会社に3年間ほど出向し、出向先の経営企画部の事業統括課で働き、繊維事業会社の子会社管理をしていました。2024年12月に現在の部署へ戻ってきました。

本社と出向先での業務や役割の違いから得た気づきについて教えてください。

先ほどもお話ししましたが、日鉄物産では各事業本部にも企画部門があり、現場の意見集約や要望の作成は各事業本部が担っています。経営企画はその意見をもとに、会社全体をマクロな視点で方向性を整理しています。
一方、出向先では現場に自分で足を運び、意見集約も自ら行う必要がありました。2つの部門が分担していた業務を一人で対応することは大変でしたが、マクロとミクロ両方の視点を持つ大切さを駐在時の経験から学びました。

09

言語スキルはあくまでツール。その先の「商習慣の理解」できる点こそが強み

外国籍社員だからこそ「これは自分の強みだな!」と感じたことはありますか。

まず1つは言語です。母国語の中国語は、中国関連のプロジェクトでよく役立ちます。ただ、言語はあくまでツールであり、ビジネスではその国の商習慣を理解していることが強みになります。たとえば中国では、どのような利益意識で判断や交渉を行うのかが分かる点が重要だと考えています。

10

日鉄物産では、国籍は良い意味で関係ないです!

外国籍社員と日本国籍社員の間にギャップを感じたことはありますか。

私自身、外国籍ではありますが、日鉄物産では国籍を意識することはありません。日本語で議事録や起案書を作成しますし、言葉のニュアンスにも気を付けています。外国籍社員と日本国籍社員との間に、良い意味でギャップは感じていません。

11

管理職として、それぞれの個性を見極める

女性管理職としてチームや若手をどのようにマネジメントしていますか?

性差に関係なく管理職として、世代交代を意識して若手社員を育てていく必要があります。経営企画の仕事は複雑なので、後輩一人一人に合った「わかりやすい入口」の作りを意識し、一緒に経験やノウハウを積み重ねられるよう心がけています。

12

自分でも想像していない可能性を伸ばしてくれる出会いを。

MESSAGE

就活生へのメッセージ

最近の学生や若手社員は能力が高く、自分のビジョンを持っている方が多いと感じます。「自分にはまだ気づいていない可能性がある」と伝えたいです。未来を限定せず、いろいろな会社を見て自分の可能性を広げてほしいです。
もし日鉄物産に縁があれば、一緒に成長したいと思います。

● OTHER MEMBERS

尹(ユン)さん

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薄板輸出営業部<2024年入社>

胡(コ)さん

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坂下さん

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藤岡さん

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東さん

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大井さん

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鈴木さん

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入谷さん

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鉄鋼貿易物流部<2024年入社>

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鋼管営業部<2019年入社>

横田さん

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ブリキ営業部<2013年入社>

黑部さん

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電磁鋼板営業部 <2011年入社>

片桐さん

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畜産第二部 <2014年入社>

竹内さん

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機能マテリアル部 <2019年入社>

尾花さん

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審査部 <2020年入社>

川上さん

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安達さん

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薄板営業部 <2023年入社>