産機・インフラ事業

EV(電気自動車)リチウムイオン電池用アルミ箔の提供

世界では自動車の「EVシフト」が急速に進んでいます。フランスと英国はそれぞれ2040年までにガソリン車とディーゼル車の販売を禁止、インドは、2030年までにインドで販売するすべての自動車をEV化する方針を表明しました。また、中国は世界の中でもEVの普及に対して最も積極的に取り組んでおり、2017年の世界EV市場の販売台数140万台のうち、半数を中国が占めています。
このような「EVシフト」の流れに対応するため、産機・インフラ事業本部の機能マテリアル部は、EV車に搭載されるリチウムイオン電池用部材に使用される材料の供給体制を構築しました。主に顧客の生産拠点がある海外にて材料のアルミニウム母材を精密スリットし、ジャスト・イン・タイム方式で納入するスキームを確立しつつあります。
同部は、「EVシフト」の傾向を早くから掴み、商社ならではのグローバル・ネットワークを活用し、顧客の厳しい品質要望に対応可能な高精度の加工技術を持つ海外の加工会社を発掘するなど、グローバルな市場開拓を進めています。
機能マテリアル部は、世界中で注目されているEV市場での事業拡大を目指していきます。