産機・インフラ事業

自動車用ヘッドレスト部品のグローバル展開

産機・インフラ事業本部は、自動車用部品ヘッドレスト・ステイの製造・販売に力を入れ、お客様の高品質・高付加価値化へのご要望にお応えする、グローバル展開と価格競争力の高い供給体制を構築しています。日鉄物産荒井オートモーティブ、JRMをはじめとする当社グループ会社は、ヘッドレスト・ステイ(ヘッドレストのフレーム)の製造に力を入れ、オンリーワン技術を磨き、世界シェアNO.1を目指しています。更に、プレスノッチ工法※1を開発し、ノッチ切削※2では対応できない薄肉化による軽量化や、機構部品付ヘッドレスト・ステイ開発によってヘッドレストの安全性能と快適性の向上に努めています。
同本部は、グローバル・ヘッドレスト・システムチーム(GHS事業推進チーム)を組織して、グループ会社と一体となり、国内外ネットワークを生かして高付加価値で先進性に富んだヘッドレスト部品をグローバルに供給しています。現在、グループ全体のヘッドレスト部品の世界シェアは推定13%ですが、2020年には17%を目標とするグローバルニッチトップを目指しています。

  1. ※1プレスノッチ工法は、ノッチ部分をプレスして成形する押込み工法。加工後もノッチ部分のパイプの肉厚に変化がないため、ヘッドレスト・ステイ強度維持が可能です。軽量化のために薄肉のパイプの使用も可能となります。
  2. ※2ノッチ切削加工は、ノッチ部分を削って成形するため、加工後はノッチ部分のパイプの厚さが薄くなり、強度不足が生じてしまいます。それを防ぐ目的で、厚肉のパイプを使用するため自重が重くなります。