社長メッセージ

世界では、地球環境や社会の持続可能性(サステナビリティ)を脅かす様々な課題が顕在化しています。2015年に「SDGs(持続可能な開発目標)」、「パリ協定(COP21)」が採択されて以降、企業は従来にも増して地球環境や社会の持続可能性に対する取り組みが求められております。

こうした中、日鉄物産グループは、2021年5月に公表した中長期経営計画において、「ESG経営の深化」を主要施策として掲げ、当社グループが取り組む重要課題(マテリアリティ)を新たに設定致しました。具体的には、エコソリューションの提案により脱炭素・循環型社会に貢献すると共に、ダイバーシティ&インクルージョンに配慮した次世代を担う人材育成や安全・健康経営のさらなる向上、信用・信頼に基づく経営などに努め、これまで以上にESG経営の深化を強力に推進していきたいと考えております。

また日鉄物産グループは、中長期経営計画で2050年度カーボンニュートラルを宣言すると共に、2022年5月には「気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)」への賛同も表明しました。

サステナビリティに関するグローバルな動きが加速する中で、私たち日鉄物産グループに求められる責務を積極的に果たし、また課題解決に真摯に取り組むことで、社会に貢献する強靭な成長企業の実現を目指してまいります。

2022年6月
代表取締役社長

中村 真一