Our Business Story

世界最高水準の電解性能技術を持つ、
ノルウェー・ハイスター社と挑む
カーボンニュートラル

「グリーン水素」に集まる期待

カーボンニュートラル社会の実現に向け、再生可能エネルギー由来の「グリーン水素」に世界中から熱い視線が注がれています。一方、その製造には大量の電力と高価な水電解装置が必要となるため、コストや供給量の面では、まだ“理想と現実のギャップ”が大きいのも事実です。それでも各国は、グリーン水素をはじめとする新しいエネルギーを活用したインフラ整備を積極的に進めており、すでに競争が加速しています。当社も、この大きな変化の波に伴う需要を確実に捉えるため、水素社会を支えるカギとなる水電解技術に着目。グリーン水素製造に必要な水電解装置の開発から製造、販売までを手掛けるノルウェーのHYSTAR AS(以下、ハイスター社)と共に、カーボンニュートラル社会の実現に向けた取り組みを進めていくことにしました。

世界の技術を日本につなぐ

当社は、脱炭素ビジネスを展開する中でハイスター社を互恵的かつ戦略的なパートナーと位置づけ、グリーン水素の普及に取り組んでいます。同社は、欧州最大規模の研究機関 SINTEF※から2020年にスピンオフして創業した、PEM型水電解装置※を生産するハイテク企業。独自の特許技術を活用し、水電解装置の基幹部材であるスタックを内製しながら、高い電解効率と安全性を両立させた装置を生み出しています。革新的な低炭素技術を支援する世界最大級の「EUイノベーションファンド」から助成金を獲得するなど、世界から注目される存在です。当社は、同社にチタンなどの素材を安定供給するサプライヤーであると同時に、日本国内における独占販売代理権を持つ商社として、共に脱炭素ソリューションを普及させる重要な役割を担っています。ノルウェー発の最先端技術を日本につなぐ、これこそが当社のミッションです。

  • SINTEF:テクノロジー、自然科学、医学、社会科学の分野で国際的な専門知識を備えている欧州最大規模の研究機関。
  • PEM型水電解装置:固体高分子膜を使い水を電気分解し、高純度の水素を生成する装置

新しいマーケットを一からつくる挑戦

海外の最先端の水電解技術を日本へ持ち込み、新しいマーケットを一から切り拓くことは簡単ではありません。グリーン水素への期待は高まる一方で、装置導入のコストやインフラの整備など、ユーザーの不安や疑問は多岐にわたり、それら一つ一つに丁寧に向き合う必要があります。これらの解消に向けて当社は、国内マーケットの生の声をつかむべく、国内の展示会にハイスター社と共同で出展。ブースを訪れた企業との対話を通じて、ニーズの把握と技術への理解促進を進めました。同時に、グローバルなサプライチェーンを生かして素材を安定供給しながら、2023年の初回出資に続き、2025年にも追加出資を実施。ハイスター社の生産能力拡大を支えるパートナーとして、脱炭素ビジネスの道を成長軌道に乗せられるよう、資本参画、素材供給、市場開拓を組み合わせた多面的な支援を行っています。

2025年9月、共同出展した「H2 & FC EXPO‐水素・燃料電池展」で握手を交わす
当社社長の中村(左)とハイスター社のMOWILL社長(右)

世界が注目する技術で脱炭素ビジネスを拡大

ハイスター社は世界的な水素関連企業としての存在感を高め、生産能力の拡大を進めています。当社も戦略的パートナーとして、国内での販売活動を拡大し、日本市場で水電解装置を普及させるための土台づくりを進めてきました。今後も、ハイスター社の技術力と当社のサプライチェーンを掛け合わせ、グリーン水素の供給を拡大し、カーボンニュートラル社会の実現に向けた取り組みをさらに加速していきます。

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