Our Business Story
EVとAI時代の“中心”をつくる。
舞台はメキシコ・NSTCCM。
EVとAIで急増する電力ニーズを「電磁鋼板」で支える
電気自動車(EV)の普及や生成AI支えるデータセンターの増加により、世界ではこれまでにない量の電力が必要になっています。同時に、こうした需要の高まりや地球温暖化に対応するため再生可能エネルギーの導入も進められています。この止まることのない電力ニーズ増加に応えるカギとなるのが、モーターや変圧器の性能を高める「電磁鋼板」。見えないところで、これからの社会の“当たり前/未来”を支える素材です。日鉄物産は、この重要な素材を世界に向けて安定的に届けるため、メキシコに新拠点「NIPPON STEEL TRADING COIL CENTER MEXICO S.A. DE C.V.(以下、「NSTCCM」)」を立ち上げました。
| 事業内容 | ハイグレード電磁鋼板の加工販売 |
|---|---|
| 設立 | 2023年6月 |
| 従業員数 | 70名(2025年12月時点) |
| 所在地 | メキシコ・グアナファト州アパセオエルグランデ市(リンテル工業団地) |
川上と川下を結ぶサプライチェーンにおける重要な役割を果たす
NSTCCMは、高品質なハイグレード電磁鋼板を仕入れ、EV用モーターや変圧器を製造するお客さま向けに、最適な形に加工して届ける拠点です。
メキシコは、米州向け自動車産業のサプライチェーンが集積する“要”のエリア。特にEV化による駆動モーター需要は今後も大きな成長が見込まれており、この地での電磁鋼板加工拠点は、なくてはならない存在だと考えています。川上の鉄鋼メーカーと、川下のモーターコアメーカーや電力インフラメーカーなどをつなぐサプライチェーンの中心として、モノを届ける仕組みそのものを設計し、北米市場への安定供給を実現していきます。
ゼロから創ったメキシコ拠点。グループの総合力を結集
NSTCCMの設立プロジェクトは、メキシコという異国の地で、土地探しから工場設計、人財の採用・育成に至るまで、本当にゼロからすべてをつくり上げた挑戦でした。
日鉄物産の鉄鋼事業本部だけでなく、産機・インフラ事業本部が工業団地の選定などを担い、グループの総合力を結集。高い志を持つ日本人スタッフと、プロフェッショナルな情熱を持つメキシコ人スタッフが、共に悩み、共に喜びながら、全社一丸となった現場運営を実現しています。
現在、当初想定していたEV向けの無方向性電磁鋼板だけでなく、変圧器向けの方向性電磁鋼板にも取り扱いを拡大し、お客さまの多様なニーズに応えられる体制へと進化。川上から川下までを一気通貫で担える独自戦略によって、グローバルなサプライチェーン構築を進めています。
「電磁鋼板ならNSTCCM」へ――北米の雄を目指すこれからの成長ストーリー
NSTCCMの立ち上げにより、ハイグレード電磁鋼板を北米の自動車メーカーやモーターコアメーカー、変圧器メーカーへ安定的に届ける体制が整いました。今後は年間の生産量12万トン体制の早期実現に向けて、「電磁鋼板ならNSTCCM」と信頼される企業を目指します。
当社がNSTCCMでの取り組みも含めて電磁鋼板をグローバルに供給することで、AI・EV時代の電力インフラを支え、再生可能エネルギーの普及や電力ロスの削減にも寄与し、カーボンニュートラル社会の実現に向けて大きく貢献していきます。

