人財力

前例なき挑戦から、
新しいビジネスを創る

北條さん 機能マテリアル部

2026年4月16日

前職から入社まで、そして日鉄物産を選んだ理由を教えてください。

前職の鉄鋼メーカーの営業としてタイに駐在していました。現地での経験を通じて、自分のキャリアをじっくり見直したいと考えるようになったのが転職のきっかけです。

営業活動の中では、お客さまに単に自社製品を販売するだけでなく、売上・利益拡大のために新たな提案や情報提供、ビジネスマッチングにも積極的に取り組みました。しかし、メーカーという立場では自社製品を軸に動かなければならないため、顧客の課題に本当の意味で深く入り込むことが難しい場面も多く、よりダイレクトに付加価値を届けられる環境を求めていました。

そんな中、商社であれば、材料の調達から販売、時には投資や経営サポートまで広く携わり、川上から川下まで本当の意味で顧客や取引先の成長・変革に関われると思ったのです。

転職で重視したのは「自分が成長できる環境」と「一緒に働く人」です。面接では、管理職の方々が現場の課題やキャリア観を率直かつ誠実に語る姿が印象的でしたし、研修や実務を通じて挑戦を後押しする仕組みも魅力でした。「成長できる環境」と「信頼できる仲間」の両方がそろっていたことが、入社の決め手となりました。

入社してから印象に残る経験やエピソードを教えてください。

入社以来、銅材料の営業に従事しています。入社して間もない頃、電気自動車の普及が進むにつれて銅製品の需要が急増し、メーカーの生産能力が追いつかない状況に直面しました。

こうした中、顧客やメーカーと密に連携し、最適な供給方法を検討しながらチーム一丸となって課題を乗り越えました。その成果として、特殊な銅製品が自動車の基幹部品として初めて採用され、現在では何万台もの車両に搭載されています。街でその車両を見るたび、自分たちの材料供給が社会に大きく貢献していることを実感するとともに、仕事に対する達成感と誇りを強く感じます。

仕事で直面した困難、そのとき自分がどう乗り越えたか教えてください。

所属部署の管理職の異動に伴い、担当していた新規案件を引き継ぐことになったのが大きな挑戦でした。ヒアリングを進める中で、その製品は当社として日本に初めて輸入・加工する案件であることが分かりました。社内に経験者はおらず、前例のない挑戦でしたが、仕入先、顧客、加工先、現地法人など幅広く連携し、提案、品質の擦り合わせ、現地訪問、契約、輸入、加工、納品まで一貫して手がけました。

このプロジェクトを通じ、前例のない取引スキームを一から構築する経験を得ることができ、大きな成長になったと思います。特に現地で直接確認したことが課題の発見につながり、柔軟に軌道修正していく上での重要性を実感しました。

この経験から得たノウハウやスキーム、ネットワークを生かし、今後さらに事業を発展させていきたいと考えています。

組織での出会いや職場の風土について感じていることを教えてください。

我々の職場は、役員や部長も現場の担当者と近い距離で日々コミュニケーションを取る、とても風通しの良い組織です。入社直後から、部長との食事や役員との面談など、柔らかい雰囲気の中で意見交換できる場が多く驚かされました。

また、半期ごとに懇親のため開催している課の会食には家族ぐるみで参加し、プライベートの面でも自然なつながりが深まる温かい雰囲気を感じています。こうした関係性がベースにあるからこそ、仕事の上でも率直な意見を交わせ、難しい挑戦にも一緒に立ち向かう社風になっているのだと思います。

現在の業務とやりがい、今後の目標について教えてください。

私が仕事で大切にしているのは「どうすれば顧客にもっと付加価値を提供できるか」を常に考え、行動し続けることです。商社は、単なる製品の流通にとどまらず、ヒト・モノ・カネ・情報・知識・技術といった多様な“かけ算”から、既存の枠を超える新たな価値を生み出す役割を担っています。前職の鉄鋼メーカーでの経験が、機能マテリアル部での非鉄案件や複合提案で生かされる場面も多く、“柔軟な視点”が自分の強みだと感じています。

コンサル的な視点で価値を提供することもできますが、専門商社としては顧客の川上から川下まで一気通貫で関わり、場合によってはヒトやカネも動かしながら具体的に貢献できる点が大きなやりがいです。まさに“ビジネスの総合格闘技”で、苦労も多いですがその分達成感も大きいです。

今後は、自分の経験や知見をフル活用し、商社だからこそ生み出せる大きなビジネスや、新たな事業の柱を築いていきたいと考えています。

(所属組織、役職名等は記事掲載当時のものです)

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