水上ソーラー合同会社を設立 水上太陽光発電システムを通した再生可能エネルギーの供給を強化

2021年03月22日

 
 日鉄物産株式会社(本社:東京都港区、社長:佐伯 康光、以下「当社」)は、2020年4月に当社と㈱環境資源開発コンサルタント、積水化成品工業㈱、㈱スマートエナジーの4社で水上太陽光発電システムの販売を手掛ける水上ソーラー合同会社(以下、「水上ソーラー社」)を設立し、水上太陽光発電を通した再生可能エネルギーの供給強化へ鉄鋼製品の販売を通して貢献してまいります。

松田養鶏場 と発電所 !cid_ii_kl7a1jxx3.jpg



水上太陽光発電とは?

 水上太陽光発電は、ため池や湖沼など、水上空間を活用した太陽光発電システムです。地上配置型に比べ、土地の造成による施工費が掛からないほか、固定資産税も不要でコストが抑えられ、水冷効果による効率の良い発電が可能なため、近年注目を集めています。

 日本国内にため池は約21万カ所存在し今後利活用できる資産となっており、NEDO再生可能エネルギー技術白書によると水上空間における太陽光発電の導入可能ポテンシャル量は、約38,800MWと推定されています。現在の導入はその中の約1%のみで、今後さらなる普及が見込まれています。

 また、海外でも普及が進んでおり、世界での施工数は2014年から2018年の間に119倍まで増加しています。当社でも既に㈱環境資源開発コンサルタントとの協業で台湾での導入実績があり、タイやベトナムからも導入に関する問い合わせが増加しています。


高耐食性の鋼板で強度抜群の水上太陽光発電を実現

 当社は、水上フロートのコーナープレートや床面、架台などに使用される高強度かつ高耐食性を備える表面処理めっき鋼板を取り扱っています。これにより、水上ソーラー社の水上太陽光発電システムは、従来のプラスチック素材で作られた物に比べ、台風等の災害にも強く堅牢なシステムを実現しています。



サステナブルな事業の強化を推進

 当社は本件以外にもタイにおける分散型太陽光発電事業、繊維事業におけるサステナブル素材や色付き綿花の開発、食糧事業における植物性代替肉の販売網拡大など、環境負荷低減に貢献するサステナブルなビジネスの拡大に取り組んでいます。今後も4つの事業を展開する複合専業商社として、事業を通してSDGsやサステナブルに関する課題解決に貢献できるエクセレントカンパニーを目指してまいります。



<水上ソーラー社概要>

水上ソーラー合同会社

設 立  :2020年4月

職務執行者:金城 義栄

所在地  :〒530-0016 大阪府大阪市北区中崎2-1-4

      (㈱環境資源開発コンサルタント内)

事業内容 :太陽光発電の販売支援、再生エネルギーの研究

U R L :https://suijosolar.co.jp/



<当社会社概要>

日鉄物産株式会社

設 立 :1977年8月

代表者 :佐伯 康光

所在地 :〒107-8527 東京都港区赤坂8-5-27

事業内容:鉄鋼、産機・インフラ、繊維、食糧その他の商品の販売及び輸出入業

U R L:https://www.nst.nipponsteel.com/

※本件に関するお問い合わせ

日鉄物産株式会社

総務・広報部 広報課

TEL:03-5412-5003 FAX:03-5412-5102