日鉄物産 新イメージムービー公開

2019年04月22日

世界初、色付き綿花の研究や人気アメリカン・ビーフなど4事業をご紹介

日鉄物産株式会社(本社:東京都港区、代表:佐伯 康光、以下「当社」)は、2019年4月22日にイメージムービーを公開いたしました。

当社は、2019年4月1日に「日鉄物産株式会社」に社名を変更いたしましたが、本ムービーでは、単に社名が変わるだけではなく、社員自身が、四つの事業のプロとして、もっと輝いていく、という意気込みをモーショングラフィックスで表現しました。

昨年10月に発表した私たちを一言で表現した企業キャッチフレーズ「道なき四つの未知をいけ。」の精神を全社で共有し、「鉄鋼」、「産機・インフラ」、「繊維」、「食糧」の四つの事業を営む複合専業商社として、今後、さらなる成長を加速させお客様と社会に貢献できるエクセレントカンパニーを目指していきます。



01.jpg
02.jpg
03.jpg
04.jpg
05.jpg
06.jpg
07.jpg
08.jpg
09.jpg

■各事業部の特徴

○ 鉄鋼事業

 ~未来を拓く志、Co-Creationの鉄事業~

 顧客ニーズに即した調達・物流・加工体制の強化によりバリューチェーンのさらなる拡充を推進していきます。

「香港珠海澳門人工島」向けの鋼矢板を供給

2018年10月、中国の香港とマカオ、珠海を結ぶ全長55キロの世界最大の海上橋「港珠澳大橋」が完成し、注目を集めました。当社は、海上橋の途中にある香港国際空   港の東側に建設された「香港珠海澳門人工島」で使用された鋼矢板約76,000tを供給しました。

人工島の建設と通関・管理施設などを中心に、完成まで約3年を要した大きなプロジェクト案件です。さらに、香港の有力鋼材加工製造会社であるGoldwave社と協業   で、鋼矢板加工品の供給も手掛け、護岸として人工島の周囲6,140メートルの岸壁を覆っています。

この取引を機に、当社香港現地法人がGoldwave社に2018年に出資し、香港地区の鉄鋼製品のバリューチェーンを構築する戦略パートナーとして関係を深めています。

鉄鋼 リサイズ.png

  人工島の工事風景。茶色の板状の物が鋼矢板

〇 産機・インフラ事業

~グローバル・ニッチトップ~

マルチマテリアルや輸送機器関連、およびインフラなどの各分野において、製造、加工、品質管理、保全などの付加価値向上に繋がる機能を提供するとともに現場力のさらなる強化を図り、「グローバル・ニッチトップ」を目指していきます。

RUFブリケッティング・システム

 ~加工切削屑を効率よく圧縮固形化~

産機・インフラ事業本部のグループ会社「日鉄物産マテックス株式会社」では、ドイツ・RUF(ルフ)社製「ブリケッティング・システム」の販売をしています。自動車など、工場製造現場の加工工程で発生するアルミ・鋳物・鉄・紙屑・木くずを中心としたあらゆる加工切削屑を、ブリケットマシンにより、効率よく圧縮固形化するシステムで、高付加価値化を実現しています。

Aluminium briquette リサイズ.png
       金属の製造加工工程で生じた加工切削屑
RUF 4 リサイズ.jpg
        屑をブリケットマシンで圧縮固形化

DSC00503 リサイズ.png
       圧縮固形化されたブリケット
RUF Metal briquettes リサイズ.jpg
      金属を中心にさまざまな物を固めます


〇 繊維事業

~川中の価値再構築~

主力のアパレルOEM/ODM事業において培った企画提案力や生産・物流・ノウハウをさらに進化させ、「川中の価値再構築(業界を牽引するソリューションODMへの転換)」を目指していきます。

世界初、色付き綿花を誕生させ、新素材開発へ

当社は、3月19日にインドのパンジャブ州立農業大学(以下、「PAU」)と、赤や黄色などの色付き綿花の共同研究を始めることを合意し、新素材の開発に乗り出しました。通常、綿花は白色でのみ実るので、衣料品を作るには、白い綿をさまざまな色に染める染色工程を必要とします。

染色に、廃液が発生し、処理をするのに環境負荷が掛かりますが、色付き綿花が誕生すれば、染色をせずに環境にやさしい衣料品を供給することが可能となります。

東京農工大学の鈴木栄博士の基礎研究をもとに、綿花の最大生産国であるインドにおいて、高い知見と充実した研究設備を有するPAUと協力し、2024年に色付き綿花の大規模栽培を実現できる種子を世界初開発することを目指しております。

綿花農場写真.png

白い実の綿花畑

○ 食糧事業

~フードバリュー・クリエーター~

蓄積してきた業界知識や現場力、および食の安全に対する先駆的な取り組みを基盤として、環境に配慮し、安心・安全を最優先に、新たな食の価値とソリューション(サービス)を顧客に提供する「フードバリュー・クリエーター」を目指していきます。

ネブラスカ州に限定したブランド「Captain Beef」を展開

アメリカ屈指の牛肉の生産地として名高いネブラスカ州に限定した、アメリカン・ビーフの新ブランド「Captain Beef(キャプテンビーフ)」を2018年春より展開しています。

アメリカン・ビーフと一言で言っても、色々な産地がありますが、ネブラスカ州は牛肉の生産に適した気候で、コーンベルトに位置していることからトウモロコシを主体とした栄養価の高い飼料を与えています。ほのかな甘みを持つ味わいある牛肉で、アメリカの最高級レストランで使用されることも多く、日本人にも好まれています。

「ビーフは楽しいを演出(つくる)~Be Americanized~」のコンセプトのもと、販売促進のための売場のコーディネートやアメリカンスタイルの食べ方(ステーキ・バーベキュー)の訴求などブランディングを積極的に行っており、レストランやスーパーなどでも取り扱いが増え、反響を呼んでいます。

ブランド専用のウェブサイト(https://captainbeef.com/

4W1A1519 リサイズ.jpg
A01 リサイズ.jpg



■会社概要

・設立         1977年8月2日(2013年10月1日に日鐵商事㈱と住金物産㈱が経営統合)

・代表取締役社長     佐伯 康光

・本社所在地      東京都港区赤坂八丁目5番27号

・社員数       単体1,863名(国内外への出向者含む)/連結7,785名(2018年3月末現在)

・売上高       連結 2兆623億円(2018年3月期)

・事業所       国内31カ所/海外18カ国33都市(2018年3月末現在)

  • 本件に関するお問い合わせ
  • 日鉄物産(株) 総務・広報部 広報課
  • TEL:03-5412-5003 FAX:03-5412-5102