Our Business Story

急成長するインドで、
“売る”を超えて価値をつくる。

成長市場で求められた、現地で支える力

主要経済国の中でもトップクラスの成長率を誇り、世界的に注目を集めるインド。人口増加と都市化が進み、エアコンや自動車、インフラ向けの需要が急速に拡大しています。国としても製造業の強化を進める中、求められているのは、製品を輸出するだけでなく、現地で調達し、加工し、安定して届ける「地産地消」の体制です。成長市場の中で、お客さまの近くで価値を生み出す仕組みづくりが必要になっていました。

商社機能と製造機能で、現地ニーズに応える

当社は、ニューデリーに現地法人であるNIPPON STEEL TRADING INDIA PVT. LTD.を構え、ニューデリー本社およびムンバイ事務所の両拠点を通じて、鉄鋼製品および非鉄製品の輸出入や機械・設備の導入支援、現地顧客への販売ネットワークの構築を進め、インド国内外のサプライチェーンを結びつけ、顧客ニーズを充足すべく安定供給を実現しています。
一方、グループ会社であるNeemrana Steel Service Center India Pvt. Ltd.(以下、「NSSI」)では、鋼板の切断加工やプレス成形品の製造・販売を担っています。北部のニムラナ工場は、空調機器向け部材に加え、自動車向けプレス部品の事業を拡大。さらに2023年には南部のスリシティ工場を稼働し、主にエアコンの室内機・室外機用の鋼板およびプレス部品の製造・販売を開始しました。スリシティ周辺には大手空調機器メーカー各社が進出しており、エアコンの一大集積地として、関連ビジネスの拡大に注力しています。
経済成長が著しいインドにおいて、商社機能と製造機能の両方を持ち、材料の調達から一次・二次加工までを現地で行う体制を強化することで、お客さまの海外生産を支えています。

地産地消を支える、人づくりと拠点づくり

NSSIでは、インドで伸びる需要を確実に捉え、品質を担保しながら安定供給を実現する。そのために当社がまず力を入れたのが、人財育成です。日系企業の製造現場を支えるリーダー人財の育成を目指し、工場内で日本式ものづくり学校(JIM)の取り組みを推進。インドの若い人財に、日本式ものづくりの考え方や技能を身につけてもらうことで、安全、品質、作業標準の徹底につなげてきました。その上で、北部ニムラナ工場で培ったノウハウを南部スリシティへ展開し、2つ目の工場を設立。さらに、自動溶接ロボットや600トンプレス機を導入することで、高付加価値部品の製造を可能にしました。

日本式ものづくり学校(JIM)での座学研修の様子

地域に根づく基盤を広げ、次の成長へ

こうした取り組みにより、NSSIの自動車向けプレス部品は中核事業へと成長し、北部と南部の両拠点で空調機器向け需要の取り込み強化につながっています。工場は、現地調達・現地加工を進める拠点として、地域の雇用創出や人財育成にも貢献しています。今後は、地産地消をさらに推進し、省エネ、自動車の電動化、再生可能エネルギーなどの成長分野で、インド市場にさらに深く入り込み、事業拡大につなげていきます。

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